RC-0の家の性能について

基本構造と特徴について

これまでのコンクリート建築を一変させた次世代型コンクリート建築

可能にしたのは5つのゼロ。「ゼロエネルギー住宅」「隣接ゼロの狭小地建物」「ゼロエミッション」「結露ゼロ」「型枠解体ゼロ」コストと工期を最小限まで縮小して、性能を高めた建築技術です。

断熱性能について

RC-0の断熱性能は国が定めた次世代省エネ基準の3 ~ 5倍の性能を有します。

二重断熱5層構造による省エネ性能

・断熱材熱伝導率: λ=0.024w/m・k(日本建築総合試験所調べ)
・壁の熱貫流率: K値=0.22w/㎡・k 5地区 国の基準値(0.87/㎡-K)に対して4倍の性能
・熱損失係数: Q値=0.6 ~ 0.45w/㎡・k 5地区 国の基準値(2.7/㎡-K)に対して5倍の性能
・気密性能: C値=0.5 ~ 0.3/㎡ 5地区 国の基準値(現在基準値なし)過去5/㎡以下に対して10倍以上の性能

壁の熱還流率は国内最高数値です。

大手ハウスメーカー4社の断熱性能と比べてRC-0の数値は極めて優れている。
RC-0: 0.22w/㎡-k
大手T社: 0.7w/m・k(当社比の1/3)
大手M社: 0.46w/m・k(当社比の1/2)
大手S社(鉄骨): 0.6w/m・k(当社比の1/2)
大手M社: 0.54(当社比の1/2)

躯体内温度計測機による測定状況

表面結露や内部結露が発生しない構造体

結露の発生する要素は大きく3つ存在します。それは「水蒸気(水分)」「すきま」「温度差」です。表面結露も内部結露もこのうちのどれかが欠けることで結露は発生することはありません。従来のコンクリート住宅で結露が多いと言われる原因はその施工方法にあります。
従来工法はコンクリート躯体が完成した後に断熱材を吹付けまたは貼り付けを行います。その後内装下地を貼り付け仕上げを行いますが断熱材と下地の間に隙間が生じます。たとえ断熱材によって外部との温度差が小さくなってたとしても室内温度とは差が生じます。そしてその隙間に発生するのが内部結露です。 同じように木造住宅の場合も壁内部では断熱材と下地材の間で内部結露が発生します。とくに夏場のジメジメ型の内部結露は深刻です。壁内部にポリフィルム(防湿材)を貼ったとしてもそもそもグラスウールの中で結露してしまうため断熱の役割を果たさなくなってしまいます。

RC-0の構造体は断熱材(ゼロボード)を型枠としてコンクリート打設するため断熱材と躯体は隙間がなく密着しています。そのため結露の発生する要素である「水蒸気(水分)」「すきま」が壁の中に存在しないため内部結露は発生しません。 また建物全体が膨大なコンクリート蓄熱体としての役割を果たすため室内環境は四季を通して安定しています。

200tを超える膨大なコンクリートが蓄熱体となり室内温度を安定化する

防水性能について

RC-0構造体(特許技術)

RC-0で造られる構造体には従来コンクリート技術より建築費(人件費)を半減させる仕組みが備わっています。建築費を抑えるためにハード面(建築資材)とソフト面(施工技術)の両方からコスト削減を実現しています。 この工法で建てられた構造体は、世界最高レベルの省エネ性能と200年の耐久性を持っています。

ゼロ防水(特許技術)

コンクリートの自己修復機能を用いた屋上防水の高耐久と重歩行スラブをローコストで実現した技術です。屋上スラブの施工はゼロボードを型枠として使い、コンクリート打設を行います。 打設後のゼロボードは解体することなくそのまま断熱材+内装下地材として使えるだけの断熱性能と下地としての精度を持っており、コンクリート躯体と一体化しているため雨水が室内に抜ける隙間がありません。そのためコンクリートにクラック(収縮によるひび)が入ったとしてもコンクリートが本来持つ自己補修機能が働きクラックを塞ぎます。RC-0システムを使った屋上施工は防水工事による無駄なコストをかけずに防水が完了し保証対象となります。

低価格でカーボンニュートラル
ZEH(ネット ゼロ エネルギー ハウス)は
これからのRC建築の主流ビジネスとなる

ゼロボードとカーボンニュートラルの関わり

RC-0の構造体に使われているゼロボードは高強度セメント板とXPS断熱材の複合板です。高強度セメント板とはコンクリートに混入した木材強化繊維を高温、高圧、高アルカリの飽和水蒸気の中で成形させ、強度と軽量性を高め、セメントゲルと一体化させることで防火性を持たせた素材です。 また完全にポゾラン反応を終了しているためほとんどがシリケート化(ケイ酸カルシュウム塩)され酸性水の中でも白華現象、遊離石灰化することは有りません。ゼロボードは国交省の不燃認定を取得しています。強化ファイバーが120㎡くらいの住宅の場合で約4本分の木材が使用されています。 もちろん使用される木材は解体材、間伐材、木皮、製材クズ、チップ、古紙などが主原料でカーボンニュートラルに沿った原材料です。

RC建築を【安く】【高性能】に【200年高耐久】
カーボンニュートラルの中で実現

・躯体工事で屋上防水工事まで完了
・型枠は永久に解体せず壁面修正が不要
・コンクリートが水、CO2に触れず200年耐久を実現
・二重断熱で省エネ性能は日本トップクラス
・熟練工でなくても型枠経験者なら1棟で修練可能
・型枠や仮設に木材や釘を使わず型枠加工も不用
・隣接地との離隔は限りなくゼロにする事ができる
・開口は㎜単位の正確さ、躯体直付けFIXガラスも施工可能
・ネット ゼロ エネルギー ハウス(ZEH)の低価格実現

【RC-0完全解説】 
RC-0のヒミツをわかりやすく解説